【スタンド考察】イルーゾォのマン・イン・ザ・ミラーを解説!

マン・イン・ザ・ミラー/Man in the Mirror

破壊力:C
スピード:C
射程距離:「鏡の中」では数百メートル
持続力:D
精密動作性:C
成長性:E



マン・イン・ザ・ミラー




本体名:イルーゾォ

鏡のスタンド

破壊力:C
スピード:C
射程距離:「鏡の中」では数百メートル
持続力:D
精密動作性:C
成長性:E


リゾット率いる暗殺チーム、イルーゾォのスタンド。
ポルポの「矢」で目覚めた。
元ネタはアメリカのミュージシャン、マイケル・ジャクソンの名曲マン・イン・ザ・ミラー(Man in The Mirror)から。

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能力は「鏡の中の世界を創り出し、引きずり込む」。

水中メガネをかけたかのような外見の能力顕現型スタンド。

マン・イン・ザ・ミラーは「鏡」の中に侵入し、能力を発動すると「基本世界」を基にした「鏡の中の世界」を創造する。

マン・イン・ザ・ミラーを中心に創造される「鏡の中の世界」は左右反転しており、文字も鏡に映したように反転した状態。

とはいえ1人のスタンドパワーで世界まるごとを創ることは出来ない。
マン・イン・ザ・ミラー周囲数百メートルの空間のみ、基本世界の影のような世界を創り出す。

基本世界をもとにした「鏡の中の世界」は並行世界のようなものであり、生物などは存在しない。
鏡の中から基本世界に干渉することもできない。

ただし、リアルタイムに基本世界を映し取っているので、たとえば基本世界で何かが破壊されると、鏡の中の世界でも同時に破壊される。

また、「鏡の中の世界」は「鏡」によって隣り合わせており、マン・イン・ザ・ミラーは「鏡」を通して基本世界と行き来できる。

この「鏡」は特定のものである必要はなく、街中に置いてあるものでも構わない。





つまり、マン・イン・ザ・ミラーは無人の「鏡の中の世界」を通過して、誰にも見つからずに「鏡」から目的地に達したり、敵に近づくことができる。

「鏡の中の世界」にあるものは小石一つ動かすことが出来ない。
そして、「鏡」を通じて誰でも基本世界を覗き込むことができる。

マン・イン・ザ・ミラーは自身の特性を活かし、予め基準世界に「鏡」を設置し、その場に敵をおびき寄せて自身は無敵の「鏡の中の世界」に潜り込むという、罠を仕掛ける手法で戦う。

「鏡の中」から基準世界を見ることは出来るが、基本世界から「鏡の中の世界」を見ることはできない。

これは通常、基本世界からは光の反射が創り出す「鏡の中の世界」しか見ることが出来ないからである。
しかし、マン・イン・ザ・ミラーが標的と定めた人物だけがマン・イン・ザ・ミラーの創り出した世界が見えるようになる。

そしてマン・イン・ザ・ミラーを追って標的が「鏡の中の世界」に侵入する際、そのスタンド能力により何を入れて何を入れないか、取捨選択できる。

例えばスタンド使い本体のみ入ることを許可することで、本体のみの敵をスタンドによって一方的に攻撃できる。
(これがマン・イン・ザ・ミラーの必勝パターンであるが、イルーゾォも鏡の世界の物体を動かせないため、素手とスタンドパワーのみで戦う事になる。)






鏡像空間とゲート

能力の本質は「隣接する世界の投影と条件付きゲートの開閉」。

第七部以降のジョジョ世界は、「周回した可能性世界」が折り重なっている。
が、第六部までの世界の「運命」は一つである。

つまり、D4Cのように「隣り合った可能性世界」に容易に行き来することは出来ず、基準世界に近い鏡像対称の世界を創造しなければならない。

この能力にエネルギーを割いているため、マン・イン・ザ・ミラー自体のパワーは人並み以下である。

「鏡の中の世界」は基準世界を踏襲するだけの死の世界であり、マン・イン・ザ・ミラーの能力の大半を注ぎ込んでいるのは、実は世界の創造部分ではない。
これは「鏡の世界」は基準世界の投影でしかなく、干渉できないことからも明らかである。
例外は呼吸のための空気と、標的を取り込むための鏡のみ。



最も力を入れているのは、イルーゾォが「ゲート入場の許可を自在に定められる」というところである。

能力顕現型スタンドの中でもかなり強力で、標的が鏡の中のイルーゾォを認識すること、という緩い制約のみで、相手に条件を押し付けることが出来る。

例えば標的の心臓のみ入場を許可しないまま「鏡の中」に引きずり込めば、標的は即死であろう。



勘違いされがちであるが、「鏡の世界」は鏡という物質を通じて、その鏡面から移動するわけではない。
鏡面に映った時点でマン・イン・ザ・ミラーの力でもって、映し出された部位から「鏡の世界」に瞬間移動するのである。

これは最初にフーゴがいきなり「鏡の世界」に移動していることからも分かる。
上記の能力のため、一度標的が「鏡の世界」を認識すれば、鏡にどう映るかは問題ではなくなる。
鏡に映された鏡の中の標的であっても、どの角度から映されている鏡像であっても、映ってさえいれば良いため、一度取り込まれたものはイルーゾォから逃れることは出来ない。




何故負けたのかわからない!?最強格イルーゾォ

ホルマジオに続く第2の刺客として現れたイルーゾォ。

完璧な潜伏能力を持つ暗殺者であり、ホルマジオと同じく必ず任務遂行すると決めている「漆黒の意志」を持っていた。


しかし、勝利と達成を常に確信し、そのためにイルーゾォ以上のリスクを背負っていくジョルノと共闘したアバッキオフーゴの前に敗北する。



出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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2 件のコメント:

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    音楽付きは記事の良いアクセントになってイイ感じです
    この時はフーゴがかませっぽくなってましたね
    フーゴは好きなキャラでしたが、
    最後まで見せ場らしい見せ場がなかったので残念です
    小説の方は読みました

    返信削除
  2. SECRET: 0
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    ��zero@元バーテン☆相互読者歓迎さん
    いつもありがとうございます!
    ジョジョを通じて洋楽を知った人間です笑
    フーゴは自身のスタンドを忌避しているという悩める主人公タイプだったのかもですね~
    覚醒イベント的なのがあっても良かったのですが、そんなことはなかったのがジョジョクオリティですね( ´艸`)

    返信削除

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