【スタンド考察】コカキのレイニーデイ・ドリームアウェイを解説!

レイニーデイ・ドリームアウェイ/Rainy Day, Dream Away

破壊力:E
スピード:B(霧雨が広がる速度)
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:E
成長性:E

コカキのレイニーデイ・ドリームアウェイ


レイニーデイ・ドリームアウェイ
レイニーデイ・ドリームアウェイのスタンドパラメータ

本体名:ヴラディミール・コカキ
ヴラディミール・コカキ

感覚を定着させる回避不能のスタンド

破壊力:E
スピード:B(霧雨が広がる速度)
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:E
成長性:E


パッショーネの麻薬チームリーダー、コカキのスタンド。
元ネタは伝説的ギタリスト、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の楽曲、レイニーデイ・ドリームアウェイ(Rainy day, Dream away)から。

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能力は「スタンドに触れている間に感じた感覚を定着させる」。

レイニーデイ・ドリームアウェイは霧雨の形状を取る能力顕現型のスタンド。
能力発動するとコカキの周囲に霧雨が降り始める
少なくとも直径50メートル程度は実体化した霧雨に包まれる。
なお、霧雨が集まった水滴には嘆いているような人面が写り込んでいるように見える。

霧雨そのものに大きな力はない。
しとしとと降り注ぐ雨がホワイトノイズのように感覚をぼやかし、いつのまにか霧雨に包まれていることに標的は気づくだろう。

この霧雨に触れている状態は、まるでソナーで探査腐れているように、本体のコカキに「知性情報」が読まれている状態に当たる。
現在感じている「感覚」を読まれていることに気付かぬまま、標的はコカキと対峙することになる。

とはいえ、コカキは完全にスタンド能力だけで相手を読んでいるのではなく、表情、姿勢、言葉などを経験から読み取っているようである。

そして、コカキが標的に感覚の繰り返し命令を打ち込んだ瞬間に、標的はその瞬間に感じている「感覚」の虜になる。

作中では、フーゴは「転びそうになる」感覚を定着され、シーラEムーロロも「コカキには勝てない」という感覚を固定されて無力化された。

この感覚の定着のうち、定着自体は能力を受けたものが自動で行うものであるため、レイニーデイ・ドリームアウェイはエネルギーを大して割いていない。
なので、射程距離圏外であっても、複数の標的同時であっても、永遠にレイニーデイ・ドリームアウェイの能力影響下に置くことができる。

唯一の対抗策は固定化された感覚のまま、突撃し、攻撃するような捨て身の方法しかない。





相手のエネルギーで感覚の無限ループを引き起こす

能力の本質は「霧雨で感覚を解析・記録し、感覚を無限ループさせる」。

レイニーデイ・ドリームアウェイはその霧雨で、「知性情報」を読み取っている。
これは感覚の発生から終了までの処理の解析と記録である。
実のところ、標的がどんな感覚を感じたのか、それはどのくらいの長さで定着させると効果的か、ということをコカキが測っている。

感覚の再生には相手の精神力を利用しており、射程距離圏外に出ても効果は永久に残るため、非常に強力な能力である。
負けと思えば勝てなくなり、死ぬかもと心によぎれば思えば死んでしまうのだ。

例えば「転びそうになる」感覚の定着では、
想定する足場の高さとの違いに踏み外し、
それによって体勢が崩れる重力を感じ、
反射的に体勢を持ち直そうと踏ん張り、
足がビクッとなる、
という経緯をワンセットで再生している。

レイニーデイ・ドリームアウェイは上記のような、標的の感覚をリアルタイムに解析し、コカキが指示した瞬間にある命令を標的に書き込む。
これは感覚の再生と記録の無限呼び出しという短い命令であるため、非常に微々たるスタンドエネルギーで事足りる。

先ほどの例でいうと、少々プログラミング的であるが、

レイニーデイ・ドリームアウェイ実行()
感覚記録開始
感覚記録終了・保存
記録済み感覚再生(感覚記録){
 標的の生命エネルギー奪取
 生命エネルギーを使って記録済み感覚を再生
 記録済み感覚再生(感覚記録)

という再帰的な無限ループ処理となる。

この無限ループを抜けるには感覚を感じれなくなる、つまり肉体的な死か、生命エネルギーの枯渇のみである。

なお、本体のコカキは自身の能力ゆえに常に雨具を身につけるか持参してなければならない。




精神的に自己を乗り越えた超人

戦時中、ナチスから銃撃を受けた妹が、「逃げおおせた」という幻覚を見ながら死に瀕した。
このとき、妹を幸福の中で死なせてやりたい、という思いがコカキをスタンド使いに目覚めさせた。

幸福は描き続けることで得られる。
解釈によって人は崇高な精神で物事に従事できる、と使命感を持つことを良しとしているコカキ。

だが、同時に他者に対してはどうしようもなく、それを幻覚でしか実現できない。
自分自身が精神的に成長したとしても、他人を成長させることはできないのだ。

この相反する思いが幻覚を定着させ、人の変化のきっかけになるような感覚を残すレイニーデイ・ドリームアウェイを作り出しているのだろう。

とはいえ、コカキは多くの人間がとらわれるような過去の失敗、罪悪感には一切囚われず、一片の悔いなく物事を前進させる。
その精神力に麻薬チームのメンバーも尊敬の念を持って接している。

圧倒的な精神力によってシーラEのヴードゥー・チャイルドすら退けたコカキ。
能力の回避のしようもない強力なスタンド使いであるが、最期はフーゴのレイニーデイ・ドリームアウェイの能力を受けながらの捨て身の攻撃で、パープル・ヘイズによって消滅させられた。


出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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