【スタンド考察】静・ジョースターのアクトン・ベイビーを解説! ジョジョ4部 ダイヤモンドは砕けない
アクトン・ベイビー/Achtung Baby
透明な赤ちゃんの透明化の原理と、その謎の出自について考察します。
破壊力:E
スピード:E
射程距離:なし
持続力:A
精密動作性:E
成長性:A

ジョジョの奇妙な冒険ABC 4弾 【アンコモン】 《スタンド》 J-409 アクトン・ベイビー

本体名:静・ジョースター(透明な赤ちゃん) Shizuka Joestar / Invisible Baby
破壊力:E
スピード:E
射程距離:なし
持続力:A
精密動作性:E
成長性:A
元ネタはU2のアルバム、Achtung Babyから。
Achtung はドイツ語で警戒、注意と言った意味なのでAchtung babyは「気をつけろよ!ベイビー」と言った意味。
能力は「本体自身とその周囲および触れたものを透明にする」。
本体も完全に透明であり、スタンドヴィジョンも透明なのか、ヴィジョンがないタイプなのか不明である。
ここでは透明化に特化した能力顕現型スタンドとして考察する。
アクトン・ベイビーは、本体を中心とした半径1メートル程度の効果範囲内にあるものを完全に透明にしてしまう。
さらに、一度透明になったものは、効果範囲を出ても「透明化」は継続される。
なお、透明化は視覚に限定されており、音や臭いは消えていない。
この「透明化」の効果範囲の境界で、物質を透過してきた光の反射が復活するため、まるでクリームが通った後のように空間がくり抜かれたように見える。
このため、地面はえぐれて水道管や土中の生物がむき出しになり、植物は幹の中まで見え、人体は切断されたように見えてしまう。
「透明化」した物体が他の物体に透明化の影響を与えることはないため、透明になった手首から出血する。すると、何もないところから血液が溢れ出るように見える。
光を回り込ませることで透明化
能力の本質は「触れたものを覆う浸透性の量子ステルス物質」。
アクトン・ベイビーの透明化には2種類の段階があると考えられる。
このスタンド物質は液状、またはクリーム状と考えられる。
そして、スタンド物質に当たる光の屈折率に影響を与える能力を持つ。
例えば、透明な赤ちゃんに触れると掌全体が赤ちゃんを覆うスタンド物質に触れて、覆われる。
ここで第1段階が始まる
スタンド物質は周囲から「入射する光をスタンド物質内に導光させ、反対側へ射出する」。
例えば透明な赤ちゃんを抱っこすることで、掌がスタンド物質で覆われたとする。
この状態の手に向かってライトで照らすと、入射した光は全て、掌に当たって反射することなく、全てアクトン・ベイビーの生み出したスタンド物質内を通って裏側に飛び出る。
これにより、スタンド物質で覆われた手は「周囲から見えなくなる=透明になる」。
そこにある物に光が当たり、その反射光が目に入ることで人は物を見ているのである。
つまり、物に光が当たらず、当たる前に光を分散して別方向へ飛ばせば見えなくなる。
これは物の前に鏡を置けば、物が見えなくなることから分かる。
この反射光が後ろに出るような仕掛けができることで、透明化が完成するのである。
この段階では、物質内部は透明になっていないため、透明な状態で怪我をすると、そのまま赤い血を出血する。
このような透明化を起こす膜は、最近では量子ステルス効果と呼んで製品化もされつつある。
次に第2段階について考察する。
アクトン・ベイビーの生成するスタンド物質は浸透性があり、徐々にまとわりついた物質に浸透する。
これにより、透明な赤ちゃんの周囲直径1メートル程度は浸透性のスタンド物質に満たされ、光を物質内も透過するようになる。
こうなることで、衣服だけでなく赤ちゃんのいるベビーカーもくり抜かれたように光を透過し、透明になってしまう。
なお、このスタンド物質はアクトン・ベイビーが発動している最中はその場に居留し続ける。
透明な赤ちゃんが移動すると、一筆書きの軌跡のように透明なスタンド物質の軌跡が残る。
このため、赤ちゃんの通過した後は空間を削り取るクリームが通ったかのように、透明が残る。
アクトン・ベイビーは普段、本体の身体を透明にしているのみであるが、ストレスがかかったり、能力を高めると段々とスタンドエネルギーを放出し、上述の第1段階、第2段階へと切り替わっていく。
両親が行方不明、薄幸の静・ジョースター
ジョセフ・ジョースターが道端でたまたま拾った透明な赤ちゃん。
恐らく生まれついてのスタンド使いで、無意識にスタンドを発動している。
しかし、それ以外は通常の赤ん坊と何も変わらない。
赤ん坊は周囲の影響で敏感にストレスを受け取り、体調を悪化させてしまうものである。
たとえそれが生きる上で矛盾したものであっても、である。
人間の赤ん坊というのは非常に繊細な存在と言える。
誰よりも親や周りの助力が必要な赤ん坊なのにも関わらず、見つけることが出来なくなる透明化という能力を常時発動しており、矛盾している。
そもそも何故、スタンド能力を得ているのか、路上に捨てられていたのだろうか。
ただ、これらが彼女のストレスの要因になっていることは間違いない。
全てが透明になってしまっていて、原因は不明なままである。
もしかしたら、真実は本人にとって「見ないこと」にしたいほどのことだったのかもしれない。
不気味な能力を得た赤ん坊を気味悪がって育児放棄したのか。
母親の行方が杳としてしれないのは、近頃杜王町に潜んでいるという殺人鬼のせいなのか。
もしかすると、殺人鬼に母親が殺された際、本能的に見つからないように姿を隠すスタンドが発現したのか。
真実は闇の中であるが、ジョースター家に養子として引き取られたことだけが、希望である。
出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険
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