【スタンド考察】ココ・ジャンボのミスター・プレジデントを解説！

ミスター・プレジデント／Mr. President

破壊力：E

スピード：E

射程距離：E

持続力：A

精密動作性：E

成長性：E

ミスター・プレジデント

本体名：ココ・ジャンボ

何でも収容する便利スタンド

破壊力：E

スピード：E

射程距離：E

持続力：A

精密動作性：E

成長性：E

暗殺チームから逃れるため、ボスから送られた亀の持つスタンド。

ポルポの「矢」で目覚めたと思われる。

元ネタはユーロビートバンドのミスター・プレジデント(Mr. President)の最大ヒット曲、ココ・ジャンボ(Coco Jamboo)から。

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能力は「背中に広い異空間を維持、展開する」。

亀のココ・ジャンボの背中から発動する、能力顕現型スタンド。

ココ・ジャンボの背中の甲羅に触れるとそのまま中に入り込め、広い部屋に行き着く。

この隠し部屋こそがスタンド、ミスター・プレジデントの能力である。

進入時、体も縮小しているように見えるが、身体に特に影響はないようだ。

誰も亀の中に部屋があると思わないので、まさに移動するセーフハウス。

ギャングのボスであるディアボロは、自分の身を隠すためにうってつけのスタンド能力を持つココ・ジャンボを見つけ出し、飼っていたようである。

さらに快適に隠遁生活を送るため、ディアボロは幹部のペリーコロを使い、ココ・ジャンボの部屋の中に家具や機材を持ち込み設置させた。

中にはソファ、テレビ、冷蔵庫、食料、電気系統、空調、化粧机などが用意されている。

しかし、トイレはなかったようだ。

またミスター・プレジデントの甲羅に特定のキーを嵌めることで発動するように訓練したようで、キーが無ければただの亀と区別が付かない。

キーのガラスの装飾部から中を覗くことも、進入も容易であり、スタンド使いである無し関係なく出入りができる。

このため、この部屋そのものに防御機構はなく、ザ・グレイトフル・デッドやグリーン・デイの能力に部屋の中にいるものも晒されることになった。

隠し部屋は実は屋敷幽霊？

能力の本質は「幽霊の固定と維持」。

ジョジョ世界において、一般人が入り込んでしまう「神隠し」にでも遭うような空間が存在する。

これらは「屋敷幽霊」と呼ばれる「場所の記憶」が顕現したものである。

過去に大きな事件があり、人々の記憶や大地に記憶されるようなことがあると、その場所の「知性」が固定化、活性化されて「屋敷幽霊」となる。

なぜココ・ジャンボの甲羅に「屋敷幽霊」があるのか、一体どこの場所が記憶されているのか、全ては不明である。

幽霊となったポルナレフを能力で吸引、固定したところを見ると、ミスター・プレジデントの能力は「幽霊と呼ばれる知性存在の吸引・固定」と言える。

どこかに元々存在していた「屋敷幽霊」を吸引し、甲羅の上にミスター・プレジデントの能力で固定したのかもしれない。

真相は不明であるが、本来は「場所、座標」に宿り、移動が不可能な「屋敷幽霊」が移動可能となっているのは、とても便利な能力といえる。

名無しの亀

亀のココ・ジャンボはその便利な能力を発見されてからディアボロに密かに飼われていた、ある意味ボス親衛隊の1人と言える。

が、ディアボロからも、ブチャラティたちからも、ずっと亀としか呼ばれていない。

気ままに生きるココ・ジャンボに取って、マフィアの幹部交代劇であっても、背中に「場所の幽霊」や「ポルナレフの霊」が住み着こうと、大したことではないのかも知れない。

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出典：荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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