【スタンド考察】アンジェリカのナイトバード・フライングを解説!

ナイトバード・フライング/Nightbird Flying

破壊力:E
スピード:A(相手次第)
射程距離:A
持続力:A(症状が続く限り)
精密動作性:E
成長性:E

アンジェリカのナイトバード・フライング


ナイトバード・フライング
ナイトバード・フライングのスタンドパラメータ


本体名:アンジェリカ・アッタナシオ
アンジェリカ・アッタナシオ

薬物汚染させる自動操縦型スタンド

破壊力:E
スピード:A(相手次第)
射程距離:A
持続力:A(症状が続く限り)
精密動作性:E
成長性:E


パッショーネの麻薬チーム、アンジェリカのスタンド
元ネタは伝説的ギタリスト、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の楽曲、ナイト・バード・フライング(Night bird flying)から。

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能力は「標的に末期の麻薬症状を強制的に共有」。

不気味な小鳥の姿をした、視覚を共有していない、自動操縦・遠隔操作型のスタンド。

ナイトバード・フライングは周囲にいる生き物に対して、本体のアンジェリカが受けている中毒症状を与え、引きずりこむ。

この影響は瞬時に引き起こされ、一瞬で現実と区別が付かない心地よい幻覚や、死の恐怖が訪れる幻覚を見せる。
中毒症状は意識を朦朧とさせ、幻覚を見せ、感覚を失わせ、まともな戦闘を不可能にさせてしまう。

この麻薬中毒は痛みなどで緩和することもできるが、次善策に過ぎず、根本的には本体を倒すしか方法はない。



スタンドの射程距離と能力の射程距離の合計は、少なくとも街一つを覆い尽くせるほど。
ナイトバード・フライングは発動すると、アンジェリカの記憶にある人物を能力の射程範囲内に入れられるよう、自動的に飛んでいく。
しかもスタンドなので、空気抵抗などに影響されず、自動追跡の際は少なくとも時速100キロ以上で飛行可能。

標的が複数の場合は、全員が能力の射程範囲内に入るように旋回飛行するようだ。

能力はナイトバード・フライングを中心におそらく球状に広がるうえ、本体のアンジェリカが麻薬中毒のため標的が曖昧となり、だいたい標的の周囲の人間も巻き込まれる。

作中でも、記憶に明確な麻薬チームメンバーを除いた街一つの住人全員を極度の麻薬中毒に陥れている。



ナイトバード・フライングの自動的な追跡能力は周囲の「魂」を感知しているから、と言われている。
アンジェリカはナイトバード・フライングの視覚を共有していないが、「魂」は感知しているようで、索敵に利用している。

この能力はアンジェリカの「全身が内側から痛む重病を理解されない寂しさ」や、「人のぬくもりを求める」想いから発現している。





強制的共感能力

能力の本質は「標的の魂を通じて、共感させる」。

射程距離、能力の射程距離も広く、高速自動追尾し、標的を絞ることもできる。
この能力の高さと「寂しさ」から発現したことを考慮すると、ナイトバード・フライングの本来の能力は相手の魂を感じて、共感させること、と考えられる。

人と距離を隔てていても、自分と共感すること、
一緒だと感じられるぬくもりを得ること、
これがナイトバード・フライングの能力の本質である。

ナイトバード・フライングの発する微弱なスタンドエネルギーは、エアロスミスのソナーのように「魂」を感知する。
そして、この「魂」に対して自分の感覚を送り込み、共感させる。

本来、ナイトバード・フライングの影響を受けるとアンジェリカの気持ちがなんとなくわかるようになり、少なくとも好意的な感情を抱くようになるはずである。

しかし、アンジェリカは既に病とそれを緩和する麻薬中毒のために重篤な症状であるため、共感するのは末期の麻薬中毒症状なってしまっている。

では、「魂」を感知する能力はどうだろうか?
これはオシリス神、アトゥム神のようにそれだけで一つの能力になり兼ねない。

ただ、「魂」を感知する能力が本質ではないことから、ナイトバード・フライングはゴールド・エクスペリエンスと同じ方法で索敵していると思われる。

ゴールド・エクスペリエンスはジョルノの広い「魂の器」からバンド幅の広いスタンドエネルギーを発している。

誰にでも生命エネルギーを与えた部品を与えられるように、ジョルノ誰にでも適用できる、親和性のあるエネルギーを持つ。
これはジョルノが「自分と他人をそれほど分けて考えておらず自分の所有に執着しない」という異様なもののさわやかな信念を持つために得られた特性と思われる。

そして、アンジェリカもまた自分は既に終わっていて、諦めているから他人に執着がない。
しかし、冷たいのではなく自分を諦めているだけである。
このため、「魂の器」まで浸透する親和性のあるスタンドエネルギーを持っているのだ。





自分を諦め、仲間を想う心優しい少女

血液がささくれだち、体内から痛みを発症する重病者のアンジェリカ。
もはやマッシモ・ヴォルペのマニック・デプレッションと極度の麻薬中毒でしか症状を抑えられない状態の彼女は「理解されない寂しさ」から人のぬくもりを求めてやまない。

しかし、同時にどこまでも「自分は理解されない」と諦めており、自分の生にも他人にも興味がない。
この二面性が一方的な共感に引きずり込むスタンドを発現した。

余談ではあるが、アンジェリカがトニオ・トラサルディーブチャラティと出会っていたら?というのがファンの間で話題になる。

生理機能を過剰に働かせるマッシモではなく、健常にする兄のトニオに出会っていたら、根治したのではないか。
しかし、ジョジョ世界において出会いは引力。
自分が終わっていると思っているアンジェリカはマッシモを引き寄せ、トニオとは出会わないのである。

ブチャラティもまた同様である。
たとえ出会ったとしても、子供に優しく、麻薬を憎むブチャラティディアボロと戦う決意を固めるのみ、アンジェリカを救うことはできなかったであろう。


出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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