【スタンド考察】大神照彦のメモリー・オブ・ジェットを解説!

メモリー・オブ・ジェット(黒い琥珀の記憶)/Memory of Jet

破壊力:?
スピード:?
射程距離:?
持続力:?
精密動作性:?
成長性:?


メモリー・オブ・ジェット(黒い琥珀の記憶)



本体名:大神照彦(おおがみてるひこ)

世界から隔離するスタンド

破壊力:?
スピード:?
射程距離:?
持続力:?
精密動作性:?
成長性:?

ジョジョの奇妙な冒険第四部と乙一のコラボ作品、The Bookに登場するスタンド。
敵役、蓮見琢磨の復讐相手である大神照彦のスタンド
スタンド名の元ネタのジェットは樹木の幹の化石である。琥珀は樹脂であるのに対して、ジェットは樹木そのもの。

能力は「本体の指定する場所・人に人が近づかなくなる

挿絵もなく、作中でもスタンド像の描写がないため、スタンドの外見不明の能力顕現型・自動操縦型スタンド。

メモリー・オブ・ジェットが発動すると、来て欲しくないと願う場所に人が立ち入らなくなる。
学校の屋上に続く階段の踊り場や不良が喫煙するような秘密の場所のように、人が敢えて立ち入らなくなる。

これは物理的な障壁が出来て入ることができない、というものではなく、そこに近寄る人物がまるで場所に至る道が分からなくなり方向感覚を失ったかのようになる。

まるで、その場所が全ての人間の視界から消え去り、そこから聞こえる物音も彼らの鼓膜を素通りしてしまうかのように、気づかれなくなる。

メモリー・オブ・ジェットは場所や人物を世界から完全に隔離してしまうスタンドと言える。
作中においても、被害者の飛来明里は1年以上、人通りのあるはずのビル街の隙間で誰にも見つかることなく生活することを余儀なくされている。


その場所にいる人物に誰もたどり着けなくなるだけでなく、その場所に入り込む本体のことも誰も気にしなくなるようである。

作中、大神照彦は飛来明里を出口のないビルの隙間に落としたのち、メモリー・オブ・ジェットによって誰も近づかないようにした。
大神照彦は飛来明里が隠した金の在り処を吐かせるために、食糧や生活必需品を毎日ビルの隙間に落としていた。
にも関わらず、誰もそれに気を留めなかったことから、メモリー・オブ・ジェットの能力下に入ると、周囲の人間はそこに入り得る本体のことも気づかなくなるようである。

メモリー・オブ・ジェットは自動操縦型でもある。大神照彦が出社している間、帰宅している間も常に効果を発動し続けており、射程距離、持続力ともに高いと推定される。





周囲からの認識を妨げる石ころ帽子の能力

能力の本質は「周囲からの認識を極端に低下させる印象迷彩

世の中には何となく不気味なところ、長居したくないところ、人気が寄り付かない場所がある

これにら各々、寒い、湿気が多い、地面が微妙に水平ではなく平衡感覚が狂うなど、人間にとって居心地が良くないが気づきにくい要因が存在する

ジョジョ世界において、「記憶」や「感情」といった情報が空間に分布している。
これを「知性」と呼び、スタンド能力などの不可思議な現象の源泉となっている。
これが土地に凝り固まれば「悪魔の手のひら」や「屋敷幽霊」、「山の神」などになると思われる。



メモリー・オブ・ジェットは大神照彦が指定する場所に、その場所に対する印象、認識を阻害する「知性」信号を散布する。

このため、指定した場所から発生する視覚、聴覚、嗅覚、触覚やスタンド能力の第六感が極端に認識しにくくなる。
人は知覚する全ての情報を認識するわけではなく、その時その時で必要な情報を自動的にフィルタリングしているのである。

つまり、メモリー・オブ・ジェットは見えているし、聴こえている情報を極端に不必要であると迷彩をかけて誤認させ、人の意識にのぼらせず、記憶に残さない能力を持つ。

さらに、その場所に向かおうとする人物に対しては、場所に対する意識・記憶を低下させるため、ふと気づくと彼らは全然違う方向に歩いていることになる。

簡単に言うと、ドラえもんのひみつ道具にある石ころ帽子である。
この帽子をかぶるものは透明になるわけではなく、道端の石ころのように気にされなくなる、というものだ。




吐き気を催す邪悪の一般人

大神照彦は杜王町に住む建築士で、OLの飛来明里と結婚を約束していた。
しかしその実、バブル景気のなかで建築業者と癒着して欠陥住宅を売りつけ、中抜きの金を違法に稼ぐ悪人であった。

そうとは見せず淡々と飛来明里との交際を続けながら、大金を荒稼ぎし、金のためなら飛来明里を死の淵に追い込むことを何とも思わないサイコパスな男である。

用心深い性格をしており、金のために飛来明里を陥れることになったが、これも追い込まれての窮地の策。
彼女が見つかれば全てが終わるということを自覚していることから、悪事の急所をなんとしても隠したい思いがスタンドとして発動したと思われる。

大神照彦は自身の能力を「スタンド」と呼ぶことは自覚しておらず、「幸運」と思っていたようだ。
飛来明里に使用した時、初めて自覚して発動したようだ。
自らを窮地に追い込んだ思い出に重ねて、自身のスタンドにメモリー・オブ・ジェットと名付けている。


メモリー・オブ・ジェットは、大神照彦が飛来明里と海外旅行に行った際に見つけた骨董品屋の中にあった矢じりが刺さったことで発現している。

これが「スタンドの矢」であったことは間違い無いが、ディアボロの発掘した6本の矢のいずれかであるのか、7本目の矢であるのかは不明である。

スタンドを悪事に1年近く使っていた男だが、当時の杜王町にはまだ彼を倒しうる「正義」のスタンド使いがいなかった。
しかし、スタンド使いの惹かれ合う運命が最期には彼にも訪れる。


出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険


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