【スタンド考察】ジョニィ・ジョースターのタスクACT1を解説!

タスク(牙)ACT1/Tusk ACT1

破壊力:E
スピード:E
射程距離:E
持続力:B
精密動作性:E
成長性:A

ジョニィ・ジョースターのタスクACT1

タスク(牙)ACT1

牙(タスク)

本体名:ジョニィ・ジョースター(ジョナサン・ジョースター)

ジョニィ・ジョースター

主人公初の射撃型スタンド


破壊力:E
スピード:E
射程距離:E
持続力:B
精密動作性:E
成長性:A

第7部の主人公、ジョニィ・ジョースターのスタンド。
シリーズ初の主人公のスタンドが近距離パワー型ではなく能力顕現型である。
スタンド名の元ネタはイングランドのロックバンド、フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)のアルバムのタスク(Tusk)から。
本体名の元ネタはアメリカのギタリスト、チャック・ベリー(Chuck Berry)の楽曲、ジョニー・B.グッド(Johnny B. Goode)から。
愛馬のスローダンサーの元ネタはアメリカのシンガーソングライター、ボズ・スキャッグス(Boz Scaggs)のアルバム、スロー・ダンサー(Slow Dancer)から。

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能力は「爪を回転させて、射撃する」。
ジョニィ・ジョースターの両手両足の爪から発現する能力顕現・身体拡張型スタンド。

ジョジョ主人公にしては珍しく、スタープラチナクレイジー・ダイヤモンドのような近距離パワー型スタンドではない。

ジョニィが悪魔の手のひらを通過した際、聖人の遺体の左腕がジョニィの左腕と融合することで発現している。

タスクACT1はジョニィの両手の爪が数ミリから数センチほど指から浮き上がり、手の甲に水平な面を回転面(言い換えると手の甲に垂直な軸を回転軸)として爪が高速に「回転」する。

爪が回転し始めるというタスクACT1

この回転した爪弾を弾丸のように発射することで銃撃並みの威力を発揮する。
射程距離は10メートル程度。
回転しているため、近接で切り裂くように使うこともできる。
爪自体の硬度も上がるのか、切り裂いた場合の切れ味は抜群で、人体程度なら簡単に切断してしまう。

しかし、岩塊などを一撃で破壊するほどのパワーはない。
回転する爪を車輪に見立てて移動するなどの応用も可能。
爪はすぐに再生していくらでも補充できるようだ。


スタンド像は耳の短いウサギのような妖精のような形で、全長は前腕よりやや小さい程度に小柄である。
チュミミ〜ン」と鳴く他、他の聖人の遺体の位置を「movere cruse」と囁くなど引き寄せ合う力を発揮する。

聖人の遺体は取り込むことでスタンド能力を発現する「聖なるパワー」を持っている。
左腕の遺体だったためか、ジョニィが歩けるようになりはしなかったが、足から爪弾を打ち出させるようにはさせていた。

また、爪も発射してもすぐに生えてくるのか、何度でも射出できるのも、遺体のパワーのおかげと思われる。




爪の回転、その先は

真の能力は「爪に融合することで、動きベクトル次元に+2拡張して回転のパワーを与える」。

タスクACT1は、聖人の遺体のパワーが鉄球の回転のパワーを取り込み、ジョニィの爪に物質融合することで、身体拡張型スタンドとして発現している。

ジョニィの左腕に潜り込む聖人の遺体

タスクACT1は身体拡張型なので、髪の毛と融合するラブ・デラックスや舌と融合するトーキング・ヘッドのように、人体の一部をあり得ないような強度と動作をさせる。

回転する爪の切れ味は爪とは思えないほどで、人体を切り裂き、連射すれば薄い岩壁程度なら破壊できる。
撃ち出した爪もすぐに再生するため、何度でも撃つことができる。

スタンド能力としてはささやかな能力であるが、聖人の遺体からのパワーを受け継いでいるため、潜在能力は計り知れない。

ただ爪が回転するだけの能力だが、その本質は運動ベクトルの付与と次元拡張である。
ジョニィの爪を相対座標の原点とすると、爪は動かないわけなので、運動ベクトルは存在しない点、ゼロ次元となる。

ここに、タスクACT1は手の甲に水平な面という2次元の方向を与える。
まず、ジョニィの爪は指先の示す方向に真っ直ぐ射出することが出来る。
この運動ベクトルは線の動き、1次元である。
さらに、この指先方向に対して垂直な方向が加えられ、面の動き、2次元となる。

タスクACT1はそこにジャイロから学んだ鉄球の回転を取り込んでいるため、2次元となった運動ベクトルでもって爪を回転させながら射撃することができるのである。

タスクに目覚める直前、ジョニィは回転を成功させていた

この動く方向は今後、タスクの成長と共にさらに3次元と4次元へと拡張していく。

なお、このタスクACT1は聖人の遺体の左腕と融合することで発現した力であるため、遺体を失うと発動できなくなる。





大地と立ち向かうもの

第7部において、「悪魔の手のひら」と「聖人の遺体」によってスタンド使いになる事例が非常に多い。
悪魔の手のひらは、かつて隕石が落下したなどの伝説があり、迷い込んだら脱出困難となる呪われた土地である。
聖人の遺体もまた、遺体を設置した場所を迷宮化して悪魔の手のひらにしてしまう。

両者に共通するのは、物理法則を越えた動きをする土地に変えてしまうことと、そこに迷い込んだ人間が生き延びると「資格」を与えられ、スタンド使いになる、ということである。

これは、両者共に何かしらの「特異点」をその土地に持っており、その「特異点」を中心に「引力」が発生している。
この「引力」のために、周囲の「大地の知性」が歪み、流れ込んでいるから、と考えられる。

爪の回転が大地に不思議な紋様を作った

悪魔の手のひらと化した土地として発見されてきた箇所はアリゾナ砂漠や原住民に呪われた鉱山と呼ばれる場所で、単純に迷い込んだら生還が困難である。
そして、死に瀕した際に生に必死でしがみついたもの、自分の信じた希望にしがみついたものにだけスタンド(立ち向かうもの)という名の、その人間の眠っていた未知の才能を引き出す。

死に瀕した際、当人の「魂の器」がぼろぼろになって、「生命エネルギー」が枯渇した状態と考えられる。
ここで、生き延びようとするその精神力に周囲から引き寄せられてきた「大地の知性」が「魂の器」に流れ込み、自身の「生命エネルギー」に出来たものがスタンド使いになるのであろう。

周囲の「大地の知性」がきっかけとなるためか、第7部におけるスタンド使いはその時持っていた「もの」や周囲の「環境」を自身に取り込んだようなスタンド能力が多い。

タスクACT1の場合は、直前にジャイロから学んでコルクを「回転」させており、聖人の左腕から発現したスタンドであるため、恐らく「回転のエネルギー」を取り込んで爪と融合したスタンドになった。

スタンド使い当人の精神エネルギーであると共に、周囲のものを取り込んでいるためか、第7部のスタンドはスタンド像で殴り合うような近距離パワー型スタンドは少ない。

ちなみにジョニィのタスクACT1は身体拡張型スタンドにしては珍しく、スタンド像が存在している。
これは聖人の遺体が次の遺体を示すため、でもあるが、同時にジョニィの持つ「漆黒の意志」によるこれから先の進化を予兆している。

ジャイロとジョニィは互いにタイプが違うがウマが合うコンビであり、レースの間に高めあい成長している。
ジャイロは歳上ということもあり、良き指導者にもなっているようだ。

物語が進むにつれ、黄金と漆黒、その意志の違いが明確になっていく。


出典:荒木飛呂彦原作 集英社出版 ジョジョの奇妙な冒険

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